少年よ、ねだるな。己の人生は己で勝ち取れ。

思考を磨け、そして、人生に挑め。DEEP THINK...more

就活も人生も大事なのはPDCAである。少年よ、思考を磨け。

うちの会社で新卒(中途も)の面接をすることが多いので、
私から見た際に「この子、イイ!」とう思ってしまうポイントを
これから就活を頑張る人たちに向けて書いてみます。
 
ちなみに私の会社のスペックを記載しておくと、こんな感じです。
 
業種:マーケティング関係
規模:150人程度
カルチャー:上昇志向が高く、モチベーションが割と高い
仕事のスタイル:働く時は結構遅くまで
平均年齢:27歳
上場:未上場
 
さて、ここからは面接時にイイな、と思ってしまうポイントです。
わかりやすくするために、シーンごとに書いていきます。
 
【自己紹介】
ここで私が最も重要視しているポイントは、スムーズな自己紹介。
テクニック的な話なので、ここはだれでも練習すればできると思うのですが、
声は大きすぎず、小さすぎず。よく、ハキハキと元気に、って聞きますが、
度が過ぎるとただの空気読めない子なので注意すること。
しゃべるスピードは、割とゆっくり目でOK。
※基本早い人が多いので、ゆっくり目を意識するのがイイと思います。
 
そして、話が長くなればなるほど、面接官が飽きるので、
 
1.名前→2.大学関連→3.なぜ受けているかのふわっとした理由でOK→4.趣味
 
具体的には、
 
「平野ノラです。」
「現在、早稲田大学の法学部で法律を主に勉強しています。」
「将来、ライセンスビジネスに携わりたいと思いまして、この業界を受けております。」
「普段はダンスが好きで、ストリートダンスなどもたまにやっていたりします。」
 
内容はほんとにこのくらいシンプルでOKです。
あとは人によってアレンジをきかせてもいいかと。
 
ここで意識してほしいのは、声の大きさ、トーンとリズム。
変に変える必要なないのですが、大きすぎず、小さすぎず、
ペースはゆっくり目、堂々と大人らしさを表現すること。
 
ここで私がいつもみているのは、大人たちとまざっても、
すぐに会話のキャッチボールができるかな?
というのを見ています。
 
会話なんて、できるでしょ?と思うと思いますが、
ほとんどの大学生はできません。
なぜならば、そもそもビジネス会話を経験したことないですしね。
これは普段つかうような敬語とは違うものと考えて下さい。
ほんとに普段から敬語を使う機会が多い人は活かせる場合もありますが、
中々、我々の業界のように常に複数人と仕事をする業界では
入った瞬間からできる人が中々いないです。
 
まだ、自己紹介しか解説してないですが、
ここでなんとなく、この子いいな〜とか、あ、違うなとか
8割型判断しちゃいます。
 
そんなすぐに判断しないで下さいよ〜って人のために、
ちゃんとその後も会話をしていいところを見つけようとしますが、
大体、最初の印象通りになっちゃいますね。
 
もうここで6割くらいはテストが終わっている状況ですが、
私がもう一つ見ている所はどんな思考で生きているか、
人生を真面目に考えてるか、ここを探ります。
 
私が自己紹介のあとに聞くのはですね、だいたいこんなのです。
 
①将来、何をしたいの?
②会社選びの基準はどういった所?
 
もうほぼこの2つです。
 
上記2つを聞くと、もうどれだけ真剣に人生を考えてるか、
全部ばれちゃいますね。
 
ここでもテクニック的な話ですが、自己紹介時に説明したポイントは
必ず抑えることです。なが~く話す人がいますが、
基本的に退屈な話が多いので、面接官はリズムよく、
パンパンとシンプルに答えてほしいです。
気になったらちゃんと聞くのでね。
 
多い回答は、
 
「将来、誰もが知る商品の広告を手がけたい」
「自分が大好きなスポーツを広めたい」,,,etc
 
こういった浅〜い回答が多いです。
この時点で「不合格」です。
 
ここはぶっちゃけ、業種とかに関係なくてもいいんです。
もう少し、話に”リアル感”がちゃんと伝わるように、
その話に命というか、人間らしさを入れて下さい。
 
私をだったら、こんな回答なのかな〜・・・
 
「将来、ビジネスをしたい。」
「最終的にはヨーロッパでサッカークラブを経営して、
 サッカーのエンターテイメントを追求したい。」
「その目標に向かって、何が正しいか正直わかりませんが、
 様々な業界を見れるのと、経営者に近い距離でコミュニケーションを考えられる」
「そんなこの業界が今の自分にはあっている、と現時点で考えてます。」
 
とかっていうのをシンプルに伝えて、向こうが興味を持っていたら、
淡々と応えていくのみですね。
ここで重要なのは、何を話すべきなのか、それを常に意識すること。
ただ話せばイイ、というわけでないので、ここ勘違いしないようにですね。
 
あくまでも、真剣に人生を考えているかの度合いを図ってます。
なので、そこまで言うのなら、どこまで具体的に情報収集とか、
努力をしているのか?どんな時間の使い方をしているのか?
そこまで説明できないと駄目です。
そして、嘘は言っちゃ駄目で、普段本当に取り組んでいることを正直に話す。
嘘は双方にとってデメリットなので、絶対に言うべきではありません。
 
例えば、私の続きであれば、世界中のクラブがいくらで買収できるのか、
またチームを運営するコストはどのくらいなのか、
そういった所を話すかな〜と思います。
※本当に実現したいなら、本当に知らないといけないですからね。
 むしろ、本気でやりたいならそれくらい知っとけよ、と。
 
私はここの会話でパーソナリティもわかるし、
頭の中も丸見えになるので、ほぼ全員にこれ聞いてます。
 
思慮が深く、取り組みが実に理にかなっている、人は即採用したいです。
 
では、なんで人生に真剣な人がいいのか、ということについて。
 
それは、比較的向上心や上昇志向が強い人がおおく、
成長速度が早いからです。
つまり、即戦力化はもちろんのこと、優秀な人材となり、
大きい収益をもたらすことにつながるからです。
 
で、最後に会社の方向と面接者の求めるキャリアが合致すれば、
全員納得で採用となるわけです。
 
キミは自分のエゴのためにがんばりなさい、
結果、それが会社の収益になります。
そこで契約の合意になります。
 
という理解です。
 
最後に、人生について真剣に考える、という行為が
大学生のタイミングで考えるのは中々難しいと思います。
 
なんですが、何度も何度も繰り返して考える、考える、考える・・・
 
を繰り返すとどんどん考えが明確に、ブラッシュアップされていきます。
 
考えに考えぬいたロジックは実に美しく、洗練されたものへ昇華します。
 
就活中の皆さん、早急に思考のPDCAにチャレンジしてください。
 
オススメは自分で何度も何度もやりながら、
社会人の先輩方(できれば社会人4年め以上)にフィードバックを
もらうのが一番近いような気がします。
 
できるかぎり、大手とか有名なベンチャーとか、
優秀な人が多そうな企業をオススメします。
 
自分の思考にPDCAを。
 
自分でも常に意識してますが、大人になった今でも
ほんとにこれが難しいんです。
 
PDCAのCで結構つまずいて、解決策が見えなくて、
もがき苦しむんですよ。今でも。
 
でもこの見えない壁に向き合い続けない限り、
壁が見えないので、根気がいります。
 
PDCAってそういうものなので、まずは就活生のみなさん、
やってみてくださいな。
 
※あくまでも私の考えを書いただけなので、
これが正しいとか、悪いとか、人によって変わります。
なのでご参考までに、という無責任な言葉で示させて頂きます。